特色
製缶溶接と機械加工で作り上げる精度
当社が製作に携わる多くのアイテムには、製缶溶接で要求される寸法公差と、機械加工で要求される寸法公差のどちらも存在します。
一般的には機械加工で要求される寸法公差がより厳しいものと思われるかもしれませんが、材料鋼板の状態や加工内容によっては、鋼板の歪みを少しづつ取り除きながら、製缶溶接加工のみで寸法精度を確保するという場合もあり、経験と技術が必要とされます。
また、製缶溶接、機械加工どちらの加工でも、高い目標精度をクリアしなければ、製品として要求される寸法精度を得られないアイテムもあります。
これらの製缶溶接と機械加工の寸法精度に関する、技術や経験によって作り上げられる品質を“機械製缶品質”と捉え、その維持、発展に日々取り組んでおります。
経験と実績による提案力
建設機械、特にクローラークレーンの部品加工では、溶接構造が主となっており、また材料はハイテン材(高張力鋼板)と呼ばれる鋼板が使用されることが多く、鋼板自体の歪みや、加工で生じる歪み等、その特性を知り、要求される精度、加工内容に沿った製作を行うことが必要となります。弊社は長年の経験と実績より、製缶加工や機械加工においても、これらの鋼板の特徴や、加工内容、機械的な用途等を踏まえて、QCDの観点から、より良い製作方法をご提案し、ご評価いただいております。